中国のえん罪男性を逮捕した警察官が無実を訴え自殺
以前、この記事に関連するニュースがエキサイトびっくりニュースで流れていました。
拷問による自白の強要などが憲法でかたく禁止されている日本から見てみれば恐ろしい話ですが、まぁ中国では日常茶飯事なんでしょうね。
今回、拷問で有罪が確定した2人の警察官は、河北省の唐山で他の男性に武装強盗をしたと濡れ衣を着せ、懲役2年の刑に処せられた。
2人は容疑者に対して、電気ショックをかけたり、唐辛子の入った水を飲ませたり、一度にボトル10本の水を飲ませたり、イヤホンをかけさせ爆破の騒音を耳に直接流したという。この容疑者リー・ジュミンさんは、2003年11月に死刑判決を受け、執行は2年延期されていた。
シィーさん事件は当初、ほとんど証拠がなく自白は強要されたものだったにも関わらず、死刑判決を受けていた。
簡単に死刑になってしまうのが中国の伝統だそうで。
魯迅の祖父も、汚職で死刑になるところでしたからね(あれは清朝だったか)。
中国の法制度、とくに死刑制度が気になったのでちょっと調べてみました。
中国で死刑になるケースは、殺人、汚職、麻薬売買などで、争いがなく被告人が罪を認めれば初公判で結審することが多い。殺人罪の量刑は「死刑」「無期懲役」「10年以上の懲役」。死刑執行の方法は薬物注射だが、一部銃殺も残る。一審で被告が上訴しない場合、高級人民法院(高裁に相当)が審査したうえで、最高人民法院(最高裁に相当)に指示を求める。高級人民法院が同意しなければ差し戻しとなる。執行命令までの期間は最高人民法院の裁量とされる。最高人民法院が執行命令を出した後、7日以内に原則的に執行しなくてはならない。
中国の死刑制度(Sankei Web)
…ふぅん。
日本では、最高刑が死刑の罪は一部を除いて全て殺人関係で、特に普通の殺人罪では二人ほど殺害しなければ死刑にはまずならないようです。
汚職で死刑になるのなら、政治家が頻繁に入れ替わって効率的かもしれませんね。…まぁ、それゆえに謀略も多々ありそうなのですが。
こちらのサイトに中国で死刑となった例が載せられていました。
日中米、三国バカ裁判(いんちき心理学研究所)
・車を盗むと死刑
・象を密漁すると死刑
・偽札を作ると死刑
・会社のお金を横領すると死刑
・麻薬を運ぶと死刑
・電線を盗むと死刑
・賄賂を受け取ると死刑
・裏ポルノを作ると死刑
・脱税すると死刑
・詐欺を行なうと死刑
・ハッキングすると死刑
・墓荒らしをすると死刑
この勢いを日本でも適用すれば、振り込め詐欺だの偽札だのNHK職員の着服だのが全部減って
ニュースの少ない世の中になるかもしれませんね。
ほとんど恐怖政治のようなノリですが。
2chの悪名高いニュース系板では、ことあるごとに「死刑にしろ」とわめく人がいますが、
そういう人は中国に行ってみてはどうでしょうか。日本とは別世界の国へ。
きっとあなたの理想の世界が待っていますよ。